
英語の勉強に音読っていいの?



何を音読したらいいの?



英会話習得のためにやるべきなのは「音読」だよ!
英語のみ音声付きの教材を音読することで効果は抜群!
- 音読が英語に効果があるのか?
- 何を音読したら良いの?
- 音読ってどうしたらいいの?
「英語で言いたいことがとっさに出ない」という方は多いと思いますが、それは才能や能力がないわけではありません。僕は個人で英会話コーチを6年半続け、英語を話せない初心者の方を100名以上指導してきました。その中で英語初心者が圧倒的に足りていない練習が音読です。音読をすることで、英語のパターンが理解できるようになり、英語力が上がります。ただし、教材選びも大切で、英語のみの音声付きの教材が望ましいです。
僕自身が使っていた教材は、Huluでの海外ドラマと「英語は絶対勉強するな!」という教材です。
おすすめテキスト
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この記事では、音読の効果や上記の教材を使って実際に取り組む具体的なやり方についてもご紹介します。
多くの生徒さんが実践してきた練習法で、結果を出してきています。英語を身につけたい方はぜひ実践してみてください!


- 元英会話コーチ(6年半)
- 大手英会話スクール受講(約3年)
- アメリカ留学経験(2年半)
- 英会話イベント主催多数
- 外国人との交流イベント主催多数
- 英語の勉強方法に迷っている方
- 音読の教材を探している方
- 音読のやり方がわからない方
音読が必要な理由とその効果!



英語習得のために音読練習は必須!



英語を読んでるだけでいいの?
音読が必要な理由:口に出したことがない言葉は話せない!
英会話ができるようになりたいのであれば、最終ゴールは、自分で言いたいことを言えるようになる必要があります。単純に考えると、「喋る練習=口に出す練習」が必要です。なぜなら口に出したことがない言葉はいきなり出てこないです。
極端な話、僕らが日本語を話せるのは、たくさん口から出したからです。英語も同様に、話せるようになりたいなら、口からたくさん出して練習しましょう!
音読は練習!外国人との会話は実践!





それなら外国人といっぱい喋らないといけないの?



実際に会話するのは、スポーツで言う試合だよ。
試合も大事だけど、それ以上に練習が大事!
英語はスポーツと一緒で反復練習と実践が必要です。そして、必要な反復練習とは「音読=口に出すこと」です。
もし、あなたがこれから初めてテニスをやるとしたら、まずはラケットの素振りが必要です。そうしないとラケットがうまく扱えず、ボールをヒットできないからです。
練習をしないでいきなり試合に出たらどうでしょうか?まだラケットの扱いがままならないため、ボールをうまく打てずにボロ負けしてしまうでしょう。練習でもできないことを試合でやろうとするのは無謀なことですね。



確かに学生の時、たくさん反復練習したなぁ〜
英語の学習においては、いきなり「外国人との会話=試合」に挑む方が多く見受けられます。これはスポーツで言えば、練習をしないまま試合に出るようなものです。
大切なことは、繰り返し反復練習を行い、時には実践も取り入れることです。英語の練習は、口に出す練習、つまり音読を行うことです。
音読の効果について



でも、文法や単語の暗記はいらないの?



文法や単語の暗記は必要ないよ!
音読の効果を説明するね。
英語の型(パターン)が身につく
英語には独自の語順や文の構造(パターン)があります。例えば、「I like tennis.」 という文章は、「Tennis like I.」 とは言いません。英語では語順が重要で、正しい順序で言葉を並べる必要があります。
⭕️ I like tennis.
✖️ Tennis like I.
繰り返し音読を行うことで、英語のパターンに自然と慣れていきます。頭で考えるよりも、口が正しい語順を覚えるようになります。その結果、「Tennis like I.」のような文が「何か変だ」と感じられるようになります。
英語と日本語では語順のパターンが異なるため、最初は難しく感じるかもしれません。しかし、英語の語順は比較的シンプルです。日本語では、「私テニス好きだよ」や「テニス好きだよ私」など、語順のバリエーションが多くありますが、英語では語順が固定されています。



英語の方がシンプルなんだ!
音読を繰り返すことで、英語のパターンに口が慣れていきます。そのため、文法の詳細を意識せずとも、自然な語順で話せるようになります。ぜひ騙されたと思って繰り返し音読してみましょう!
話を理解しやすくなる
音読行うことで、英語のパターンが理解できるようになります。相手の話す内容も同じパターンで構成されているため、理解しやすくなり、リスニング力が向上します。
また、相手の話すスピードに慣れることも重要です。自分の音読のスピードを徐々に上げて練習することで、早い英語にも対応できるようになります。もちろん、全て聞き取れるようになるには、聞くことに慣れることも必要ですが、音読を通じてリスニング力は大きく向上します。



スピードに慣れるまでは、
ゆっくり話すようお願いしてもいいね!
音読する際は、音声付きの教材を使用することをおすすめしています。音声を聞いてから音読することで、リスニング力の向上にもつながります。
会話の流れがわかる
音読を繰り返すことで、会話の流れや構成が自然と身につきます。特に、会話形式の音声付き教材を使用することで、実際の会話の流れや質問と回答のパターンを学ぶことができます。
自然な会話の流れを繰り返し反復して音読することで、自分の口からも自然と会話が出てくるようになります。会話の途中で話す内容に困っても、音読で練習したフレーズや表現が役立ちます。
具体的な音読教材の選び方



効果はわかったけど、何を音読したらいいの?



おすすめ教材のポイントから紹介するね!
教材を選ぶポイント
どんな教材を選んだらいいのか、教材を選ぶポイントは下記の4つです。
- 英語のみの教材
- 会話形式の教材
- 音声付き教材
- 興味がある分野の教材
英語のみの教材
まず、英語のみで構成された教材を選びましょう!日本語訳や意味が気になるかもしれませんが、英語を聞きながら日本語を考えるのは効果的ではありません。英語のみの教材を使うことで、英語の感覚を養うことができます。



日本語ダメ!絶対!
会話形式の教材
実際の会話の練習になるため、会話形式の物語をおすすめします。会話の流れや質問の仕方、受け答えまで練習できるので、実践的な英語力が身につきます。



会話の方がイメージつくやすくてやりやすそうね!
音声付き教材
音声を聞いて音読するため、音声が付属している教材を選びましょう!語学学習において、真似ることが非常に効果的な学習方法です。また、音声が正しい発音や音とネーションの参考になります。必ず音声付きの教材を使用してください。



聞ける方がなんて発音するのかわかるね!
興味がある分野の教材
自分が興味を持っている分野の教材を選ぶと、音読が楽しくなり、継続しやすくなります。興味のない話題ではモチベーションが下がりがちです。興味のある分野の教材を使うことで、実際に会話でも話題にしやすくなります。
おすすめの教材とその特徴
ドラマや映画


海外ドラマや洋画の内容を音読するのは非常におすすめです。内容が面白く、時事ネタも学べるため、学習が楽しくなります。また、ドラマや映画自体が話のネタにもなります。
おすすめは、日常生活を描いた30〜45分ほどの短めのドラマです。動画配信サービスを利用して、好きなドラマを選ぶと良いでしょう。僕自身はHuluで30分ほどの学園ドラマを音読しました。内容が面白く、家庭や恋愛など人間関係の話題が多いため、実際の会話に役立ちました。
映像を見て会話の場面がわかるので、フレーズや単語の使い方がイメージしやすくなります。



Huluだと英語学習におすすめ動画などの紹介もあるよ!



いくつか注意点があるから伝えるね
注意点① 長すぎないものを選ぶ(区切る)
長い作品を選ぶと、終わりが見えずに挫折しやすくなります。時間は1時間以内の作品を選ぶか、映画の場合は1時間以内で区切りましょう。ドラマの場合も、同じエピソードを繰り返し音読して、スラスラ言えるようになるまで練習しましょう。



好きなドラマが40分くらいだからそれにしよう!
注意点② 専門的すぎない興味のある分野を選ぶ
興味のある分野を選ぶと、音読が楽しくなりやすいです。ただし、専門的な内容やSF作品は、日常会話とかけ離れた単語や表現が多く、難易度が高くなります。弁護士や医療系のドラマなどは難しい単語が多いため、初心者にはあまりおすすめしません。ただし、その内容がどうしても好きで、ドラマのセリフを言えるようになりたい場合は、挑戦してみても良いでしょう。



医療系より恋愛ドラマにしましょう!
音声付きテキスト


英語のテキストを使うのもおすすめです。映像がないため、場面をイメージしづらいかもしれませんが、ドラマや映画に比べると音声スピードがゆっくりなため、初心者には音読しやすいです。慣れてきたら、好きなドラマや映画を使って音読してみるのも良いでしょう。
必ず音声付きで、英語のみの教材(日本語訳がついていないもの)を選びましょう。音声は音読の正解になりますし、日本語訳があるとつい見てしまうため、英語の感覚を養うためには英語のみの教材が効果的です。



実際に僕が使った教材を紹介するね!
実際に僕が使っていた教材は、「英語は絶対勉強するな!」という韓国人の方が、自然な流れで英語を話せるようになったやり方が記載されている教材です。
もちろん、英語のみの内容で音声CD付きです。各レベルに分かれているので、自分に合ったレベルで対応できます。
楽天に中古が販売されているのでぜひお手に取ってみてください!
超初級編 | 初級編 | 中級編 | 上級編 |
---|---|---|---|
英語アレルギーな方向け | 基礎(中学英語)はわかるけど実戦で使えない方向け | 単語や文法は見てわかるけど日本語で考える方向け | 自分の意見を自然に伝えたい方向け |
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音読に向いていない教材
音読に向いていない教材もあります。全くダメというわけではありませんが、以下の教材はあまりおすすめしません。
洋楽



音楽はだめ?
洋楽が好きな方は、歌詞を音読(というより歌う)しようとするかもしれませんが、英語を身につける上ではあまり効果的ではありません。洋楽は音楽であり、会話のための言葉ではありません。また、歌詞の発音やリズムは日常会話とは異なります。ミュージカルのように歌うように会話したい場合派閥ですが、一般的にはおすすめしません。
ニュース



ニュースの音声はどうなの?
ニュースは一方通行の音声のため、会話ではありません。また専門的な話も多く、日常会話とは少し異なる場合も多いです。日常会話を身に付けたいならおすすめしませんが、ビジネスなど特定の分野でのスピーキングを身につけたいならやってみる価値はあるかもしれません。
音声なしのテキスト
音声を聞いて真似る方が効果的です。音声なしのテキストを使用すると、自己流の音読になりがちのため、おすすめしていません。音声を聞くことで、正解(正しい音読)がわかった状態で音読することができるため、音声付きのテキストや教材を使用することをおすすめします。
効果的な音読のやり方



好きな海外ドラマで音読してみようと思うけど、
実際どうやって音読したらいいの?



音読方法はいくつか注意点があるから
具体的な進め方を確認してみよう!
- 1シーンごとに音読する
- 英語のみの音声を聞く
- 役になりきって音読する
- スピードを変えて音読する
- 自分の音読を録音して確認する
1シーンごとに音読する


映画やドラマを音読する際は、一度にすべての内容を音読するのではなく、数分ごとのシーンで区切って取り組むのが効果的です。テキストの場合も、シーンごとに区切られていることが多いため、それに従いましょう。
1シーンが長い場合もありますが、音声の長さが1〜2分程度を目安にすると良いでしょう。最初からすべてを音読するのは難しいため、1文ずつ練習し、最終的には1シーンを通して音読できるようにしましょう。



1〜2分の音声でも繰り返し音読すると
あっという間に時間が過ぎます。
長い音読が難しい場合は、短めに区切っても構いませんが、会話の流れがわかるように、少なくとも数文は通して音読してみましょう。
英語のみの音声を集中して聞く


音読を始める前に、教材の音声を集中して聞いてみましょう。どのように発音しているかを確認し、真似するイメージを持ちます。一度にすべてを聞く必要はなく、これから音読するシーンの音声を聞きましょう。
注意点として、英語のみの音声を聞き、意味を考えすぎないことが重要です。日本語訳や意味は気にせず、英語の音声に集中しましょう。自分が音読するイメージを持って聴き込むことが大切です。



考えなくていいなら楽そうね
数回聞いてイメージが持てたら、英語字幕やテキストを見ながら音読してみましょう。英語字幕を見なくても音読できるのが理想ですが、難しい場合は英語字幕を見ても構いません。
役になりきって音読する


音読する際には、その役になりきってみることを強くおすすめします。話している人の感情(怒っている、喜んでいる、驚いているなど)に注目し、それを真似して音読しましょう。
役者になったつもりで音読することで、フレーズの使い方や感情表現が自然と身につきます。名役者になったつもりで、役を演じ分けて音読しましょう。



役になりきった方が楽しんで音読できるよ!
注意点:入り込み過ぎない。進めることが大事!
役になりきることは重要ですが、入り込みすぎて進まなくなることもあります。ある程度のクオリティで次に進むことが大切です。
進めるスピードは個人のレベルによって異なりますが、目安としては30〜50回音読したら次に進む程度で良いでしょう。
1〜2分の音声をこのくらい音読すると、かなり疲れますし時間もかかりますが、そのくらいは最低限必要です。日本人は英語を発する(音読)練習が不足しているため、舌が疲れるくらいまで音読することで、徐々に話の理解も深まります。



たくさん音読した分、自然と口から出やすくなります!
最初はよくわからないまま音読している感じですが、1時間分の音声をすべて音読する頃には、なんとなく会話のイメージがつかめてくるでしょう。
スピードを変えて音読する
スラスラと音読できない場合に効果的なのが、「スピードを変えて音読する」方法です。以下の順番で取り組むと効果的です。
- 英文を見て音読する
- 英文を見て早く音読する
- 英文を見ないで音読する
- 英文を見ないで早く音読する
- 英文を見ないでゆっくり音読する
慣れないうちは難しいかもしれませんが、スラスラ言えるようになる効果的な音読方法です。それぞれ5〜10回ずつ音読するのがおすすめです。
特に最後の「ゆっくり音読する」ことが重要です。速く音読するのは勢いでどうにかできますが、ゆっくり音読するには、口に文章がしっかり残っていないと難しいです。



確かに見ないでゆっくり音読って難しい!
最初はつっかえて難しいかもしれませんが、じっくり取り組んでスラスラ音読できるように練習しましょう。!
自分の音読を録音して確認する


音読を続けていると、「これでいいのか?」と疑問が湧くことがあります。そんな時は、自分の音読を録音して客観的に聞いてみましょう。
最初は、自分の音声を聞くのが恥ずかしいかもしれませんが、聞いていた音声と自分の音声の違いがわかりやすく、どこを真似すれば良いかが明確になります。



録音にはアプリがおすすめ!
録音には、iPhoneやスマートフォンの録音アプリを活用しましょう。自分の音読を録音して聞き返すことで、改善点が見つかりやすくなります。
まとめ
英語を聞くことはできても、いざ話そうとすると言葉が出てこない――。
そんな悩みを抱えている方はとても多いです。でもそれは、「向いていない」わけでも「センスがない」わけでもありません。
ただ単に、“話すための練習”が足りていなかっただけなのです。



音読が必須の練習なんだね!
英語を話せるようになるために、まず必要なのは「音読」。
英語を口に出す練習を繰り返すことで、自然とフレーズが出てくるようになり、リスニングや会話力も驚くほど変わっていきます。
私自身、これまで多くの初心者の方を指導してきましたが、「音読」を継続できた人は確実に変化していきました。
コツコツ繰り返すことで、「自分にも話せるんだ」と実感できるようになります。
教材選びも大切です。



教材は「英語だけ・音声付き・会話形式・興味あるもの」を選ぶ!
この4つのポイントを意識して選べば、楽しく続けられます。具体的には海外ドラマや映画、または音声付きテキストがおすすめです。



音読のやり方も抑えよう!
実際に音読するときのポイントは、「シーンごとに区切る」「音声を集中して聞く」「役になりきる」「スピードを変えて音読する」「録音して聞いてみる」を意識してやってみましょう!
最初から完璧に話せる人なんていません。
昨日の自分より1文でも多く、英語を口に出せたなら、それは確かな前進です。
「できない」のではなく、「まだ慣れていないだけ」。
今日から、音読を取り入れてみましょう!